プレス回避の初手である運び方を1日かけて練習し直しました。
まずもらう位置はエンドラインとサイドラインから離れたところで、体がコート内側を向くようにキャッチ。自分たちのプレスと同じように相手はコーナーに追い込んでくるので、それにまんまとハマらないことが大切です。コート内側を向くのはディフェンスやオフェンスの配置を把握するため。背中を見せた瞬間に「ダブルチーム来てください」と示しているようなものです。
スローインした人は並行もしくは少し先を走って行きますが、自分のディフェンスがダブルチームに動いたと同時にマイナス方向へ戻って顔を出します。この顔出しが遅れたり甘い角度だどカットされるので、いつでも顔を出す準備をしながら走ることが大切です。
ボールマンはコート全体を見てダブルチームが来た瞬間に顔を出した人にパス。バウンズなのかプッシュなのかアンダーなのか選択する余裕も必要です。
ダブルチームに来なかったり、来ても隙があれば1対1でボールを運びます。これを繰り返し確実にボールを前へ進めます。
スローインからもらう位置がコーナーに近ければ近いほど、マイナス方向のスペースが狭くなるので回避しにくくなります。
次に3線が強引に2線へ出てカットしに来た場合の対処です。ディフェンスが3枚前へ出ているので、コート中央へ顔を出してパスをもらいます。これもマイナス方向の顔出し同様ディフェンスが強引に出たと同時に動くこと、ボールマンは全体を見て最終的な穴を見つけることが大切です。
この2つを頭に置いて運ぶだけでも十分回避できます。明日午前中は4人目の側線の動きを練習します。
そもそもスローインでもらうのがキツかったら…
①ピックを使う
②大きなスパイラルのイメージでコート中央からフラッシュでもらう
③全員がバックコートに来てバックスクリーンを使う
もぐもぐタイムが終わったらひたすら1往復半。最終的には2分勝負のミニゲームです。うまくプレス回避できたり、焦ってコーナーでもらいハマったり、甘いパスを出してしまったり。顔を出す準備がなくなることもありました。
たった2分でも冷静さを欠きガチャガチャバスケになってしまう。簡単にコーナーでもらってしまう。バックスクリーンを使う予定を忘れて走ってしまう。
すぐにできるようにはならないものなので、数秒ずつ冷静さを保つ時間がのびればOKくらいのつもりで根気強く。コンフォートゾーンから抜け出そうとしているので苦しいはずです。何度転んでも立ち上がって乗り越えてほしい。
明日の午後はブレイクを総復習します。
P.S.
お昼は生涯センターの方のご厚意で暖かい和室を貸してもらいました。ゆっくり休憩できたと思います。こういうことにも感謝の気持ちを忘れないチームでありたいです。ありがとうございました。