森コーチDiary💭

バスケの日記

ハーフディフェンス

オールコートプレスがうまくかからなくても全力でハーフコートまで戻り、通常のディフェンスをはじめます。

金曜日はハーフコートディフェンスの練習をします。
基本はサポートシールとたて3。

サポートシール

1線、2線、3線の位置とカバー、ローテーションの位置とタイミングを覚えます。
1線はワンアームの距離(マッチアップによっては距離が前後する)。ズレができてしまっても直線的にリングへアタックできないように並走します。

2線の位置はボールとマークマンの2分の1で両方の選手が視野に入るまで下がった位置です。「カバー、パスカット、1線への戻り」がすぐできるのが定位置です。カテゴリーが上がれば上がるほどパススピードや1対1の能力が上がるのでマークマンに近づいたポジション取りになりますが、U12カテゴリーは2分の1が適切と判断しています。

役割は、1線がひとりで守り切れないと判断したらカバーに出ます。出る位置は制限区域の外で止められるように。能力やパワーのある選手は制限区域内に入ってしまえば、こじ開けられるからです。1線が抜かれても追いつけると判断したらカバーには出ません。

3線も2分の1が定位置です。2線がカバーに出ると同時に2線のマークマンを引き継いで守ります。ボールから一番離れた(危険度の少ない)選手ふたりがディフェンスひとりに守られている状態ができます。ローテーションまで起こったら、1線だった選手がボールから一番離れた選手についてマッチアップ完了です。このカバー&ローテーションが同時にできれば隙の少ないチームディフェンスになります。

サポートシール練習でこの約束事を覚えていきます。

たて3

優先順位を判断し、連動して動く練習です。オフェンス4人をディフェンス3人で守り、常にどこかがひとりでふたりを守る状況をつくります。
守る優先順としては、①ボールマン②ボールサイドの選手③逆サイドの選手です。ボールが動けば優先順位も変わりますが、この入れ替わりを効率よく瞬時に判断できるようにします。

実際の試合ではディフェンスの数が足りない場面があったり、うまくローテーションができなくて通常の約束事にならないことも多々あります。その時はたて3の考え方で優先順位の高い選手から手分けして守って凌ぎます。気が利く選手がいるとみんなが助かります。